浴室窓を最新のカバー工法で『断熱窓』にリフォームする工法解説
更新日:2025.07.04
今回は話題の浴室窓のリフォームの中でも各ご家庭の既存浴室窓に一枚一枚オーダーサイズで製作し、取外した既存窓の窓枠にカバー工法でリフォームする工法について解説します。以前のコラムでも解説させていただいた通り、窓を塞ぐ場合は仕上げに塗装工事が必要です。また、標準サイズの断熱窓を使用しリフォーム場合はサイズが既存窓とぴったり合う必要があります。そういう意味ではこのオーダーサイズ窓のカバー工法は塗装の必要はありませんし、サイズはそもそもオーダーメイドです。浴室窓の窓リフォームにおいてこの工法には圧倒的な応用力があります。もちろん、価格は大きさにもよりますが材工共で25万円/枚程度と高額ですが、高い断熱性によって冬場でも浴室は暖かく保て、結露も大幅に低減する事が出来るおすすめのリフォーム工法です。
また、これは大事なところですが、この工法も含め浴室窓のリフォームは、お風呂リフォームとセットでなければ出来ません。なぜならば、浴室側からは新しいサッシに合わせた窓枠をシステムバス組立でジャストサイズで造作しなければならず、後付けは極めて困難です。最もキレイな納まりを望まれるのであれば、①既存バスの解体⇨②カバー工法サッシ取付工事⇨③システムバス組立の工程が正しい工事といえようかと思います。
以下でこの工法を使った窓リフォームの具体例を解説させていただきたいと思います。是非ご参考ください。
目次ボックス
- カバー工法『断熱窓』リフォーム工程
カバー工法『断熱窓』リフォーム工程
それでは大阪のお風呂リフォーム工事で実際にさせていただいた『オーダーサイズのカバー工法断熱サッシリフォーム』をご説明させていただきます。
まずは既存のユニットバスの解体を前日に終わらせた状態から。
サッシ工事当日、既存の浴室窓も取外します。
防犯用の面格子も新しい物にリフォームするので
一緒に取外しさせていただきます。
既存窓の窓枠はそのまま残し、
こちらに新しいサッシをカバー工法で
取り付けていく事になります。
下準備として窓まわりに防水シートを貼り、
屋外からの浸水をブロックさせてもらいます。
ここで新しいオーダーサイズで製作しておいた
新しい窓枠を組立してカバー工法で取付です。
新しい窓枠の取付が完了しました。
この段階で赤外線の水平器を使って水平を確認し、
微妙な調整をする事によって
新しい窓の開け閉めに問題が出ない様にします。
ここではみ出ている防水シートを
キレイにカットさせていただきます。
ここで断熱窓を取付し、開閉もしっかり確認します。
ここで屋外のコーキング打ちです。
黒同士で分かりにくいですが、
しっかりコーキング打ちする事が出来ました。
乾燥に一晩掛かりますが
今晩は雨が降らない事を祈るばかりです。
ここで一緒に納材されていた新しい面格子も
しっかりビス留めさせていただきました。
以上がオーダーサイズのカバー工法
断熱サッシリフォームが完了です。
明日のシステムバス組立でサッシの内側を
納めさせていただきます。
翌日のシステムバス組立で
取付けた新しい窓に合わせて開口した
壁パネルを取付します。
浴室側に取付する樹脂製の窓枠を造作します。
窓枠を取付させていただいたら
隙間にコーキング打ちして納めます。
以上でオーダーサイズのカバー工法による
断熱サッシリフォームの工程を解説させていただきました。
お読みいただきまして誠にありがとうございました。