これからお風呂リフォームをお考えの方へ住設メーカーショールーム活用のすすめ

お風呂のリフォームを考え始めた場合、まずは何からスタートするのがベストでしょうか?リフォーム会社に連絡して直接相談するのが一般的ですが、複数のリフォーム会社から相見積をとる場合は、リフォーム会社毎に提案されるユニットバスのメーカーや仕様、オプションがバラバラになるため、公平な比較がしづらく、各社の条件を揃えるために何度も打ち合わせしなければならなくなります。
このような状況はお客様にも業者にも不効率で不利益となると私どもは考えています。そこで「KANSAIお風呂リフォーム.com」では、相見積をとる前に大阪・神戸はもちろん、関西エリアの国内住設メーカーが展開するメーカーショールームを予約して、ご希望のユニットバスのプランとメーカー希望小売価格の見積書を取得いただき、それを各リフォーム会社に持ち込んで比較いただくのがスムーズで公平な相見積であると考えおすすめしています。ここではそのメーカーショールームでプランニングするために、ショールームアドバイザーに伝えなければならない情報を8つのPOINTに分けて、段階的に解説したいと思います。

お客様が直接メーカーショールームを利用される場合は、
事前に予約されることをおすすめします。

飛び込みでメーカーショールームに来店してもアドバイザーの予約が埋まっている場合、見学だけでプランニングまでしてもらうことが出来ませんのでご注意ください。
ショールーム予約は各メーカーのホームページでお近くのショールームを検索しご予約ください。

尚、当社では無料現場調査の後、お客様のメーカーショール―ム予約を代行させていただき、情報に洩れがないようにメーカーショールームに同行させていただくサービス(無料)もおすすめしています。

ポイント1 ユニットバスルームの部位の名称を知ろう!

メーカーショールームでプランニングするとしてもアドバイザーからの説明が浴室のどの部位のことを言っているか意味が分からなければ、お話はスムーズに進みません。まずは下図の部位名称を確認しておきましょう。

ユニットバスルームの部位名称

ポイント2 既存のお風呂のドア位置を確認しよう

下図のようにお風呂はドア位置によって4つのバリエーションに分かれます。これはユニットバスルームのプランを進める上での基本形となるため、既存のお風呂がRL・RC・LR・LCのどのバリエーションに該当するかを確認しましょう。

ドア位置RL

ドア位置RC

ドア位置LR

ドア位置LC

ポイント3 既存浴室の広さのサイズを確認しよう

次に既存のお風呂のサイズを測ります。浴室のAとBの2辺の長さを測り、どのサイズのユニットバスが設置できるかを確認します。ちなみにAは常に浴槽側の寸法のことであり、BはAでない方の寸法を指します。例えばAが1.6m、Bが1.8mの場合、新しいユニットバスは1618サイズの商品が前提になります。

既存浴室の広さのサイズ

TOTO・リクシルのユニットバスのサイズ参考表

TOTOサザナ     1216         1317 1220   1616 1618 1717 1620 1818 1824
LIXILリノビオV 1116 S1216 1216 W1216 1218 1316 W1316 1317 1416 1418 1616     1620    

ポイント4 既存浴室の高さのサイズを測ろう

続いて浴室の高さを測ります。浴室のC(浴室天井に傾斜がついている場合は最も高い部分をCとします)として採寸します。
また、既存のお風呂天井に点検口がある場合は、天井裏の高さも測っておきましょう。新たに浴室換気乾燥暖房機等を設置する場合の基本スペースが確保出来ているかの確認をすることが出来ます。これはどの住設メーカーの商品を選ばれる場合でも必要な採寸となります。

既存浴室の高さのサイズ

天井裏に高さ35㎝程のスペースがあれば、浴室換気乾燥暖房機の設置は可能です。30㎝以下の高さしかない場合は、新しいユニットバスの天井高を下げてスペースを確保する必要があります。
※団地物件は構造躯体そのもの天井高が低く、浴室換気乾燥暖房機の取付けが不可能なケースがありますので予めご了承ください。

ポイント5 既存浴室のドア、窓、梁のサイズを測ろう

最後に既存の浴室ドアDとEの2辺のサイズを採寸しましょう。また窓がある場合は窓枠の採寸(F・G・H)も一緒に行いましょう。

浴室ドアDとE

窓枠の採寸(F・G・H)

既存の浴室天井に梁があるお客様は梁の高さIと奥行Jも採寸してください。
新しいユニットバスでも梁加工オプションを付け加える必要があります。
大阪・神戸をはじめ関西地方は、全国的にみても梁加工が必要な浴室が多く、注意が必要です。

天井の梁(I・J)

ポイント6 既存浴室のドア、窓、梁のサイズを測ろう

国内主要住設メーカーの日進月歩の技術革新によって、例えばお掃除しやすい排水口や洗い場の床、お湯が冷めにくい浴槽、節水仕様であっても湯量を感じることが出来るエコシャワー等は、特に希望しなくても基本仕様としてプランに組み込まれています。STEP6以降ではお客様が希望しなければプランに取り入れることができない要件をまとめていきます。
まずは既存の給湯器に追焚き機能が付いているか否かの有無を確認します。追焚き機能が付いている場合は、浴槽内に「追焚きアダプター」と「給湯器への循環配管」等をプランに入れる必要があります。また、お風呂のリフォームを機に追焚き機能付きの給湯器の取替をご検討の方も多いと思います。戸建木造住宅であれば追焚き付給湯器配管を新設しやすいですが、鉄骨コンクリートマンションや団地にお住まいの場合は、マンション規約で壁面に追焚き配管用の穴を開けることができないケースが大半ですので注意が必要です。

新たに追焚配管を新設する場合、給湯器から床下を通して隠したいところですが、浴室に関係のない部屋の床を捲らなければならない可能性が高く、多くのの場合はお家の外周に配管をまわします。
※エアコンのダクトカバーを利用して配管が目立たないように工夫しています。
※大阪・神戸を中心に関西地方のマンション物件には、新築時から追い焚き配管を設置していないケースが多く、マンション管理規約で追い焚きが実質的に禁止されている場合もあります。

ポイント7 浴室の換気と乾燥、暖房機能を取付しますか?

築40年以上の戸建木造住宅の場合、既存お風呂は現在の住設メーカーのユニットバスではなく、タイル風呂が多い傾向があります。そのタイル風呂の特徴として挙げられるのは、お風呂の換気は浴室窓の開閉で行っており、特に換気機器が付いていないことが挙げられます。この場合、お風呂リフォームを機に「浴室換気扇」と取付けるのがおすすめです。なぜならば、浴室窓の開閉による換気だけでは、特に冬場の窓まわりに発生する結露から、木造戸建の柱や基礎上の土台が湿気により腐食してしまうからです。この現象によりお家の耐震性が下がってしまうことはもちろん、お家の傾きの要因になってしまうことも。お風呂リフォームおける湿気対策はとても重要なポイントになるのです。
 また、「浴室換気扇」からさらにグレードアップして「浴室換気暖房乾燥機」の選定も価値/価格が高いご提案と考えています。冬場大活躍する暖房機能は、浴室のドアを開けておいて脱衣場のドアを閉めておけば、ユニットバス内だけではなく脱衣場まで温めることが出来るため、シニアの皆様の健康維持に役立ちます。そして、乾燥機能は換気扇よりもさらに強力に浴室内の湿気を防止することが出来るため、お家の柱や土台、梁の強度を保ち、梅雨時に洗濯物を乾かすことも可能です。乾燥機能を使うことで、浴室内のカビの発生も抑制することが出来るので、お風呂へのお掃除の労力も減らすことが出来ます。

躯体の天井高が低い団地物件等で天井換気扇や浴室換気乾燥暖房機を取付けるスペースがなく壁面に換気口がある物件には、壁付けプロペラファンを取付けることも。

ポイント8 浴室内の手摺を取付しますか?

令和時代のユニットバスルームはメーカーを問わず、耐久年数は30年以上といわれています。つまり、今回お風呂リフォームをしたら、次のお風呂のリフォームは随分先のお話になります。今は必要がなくても30年後に必要になる機能とは例えば何でしょうか?このテーマで考えられるのは浴室内の手摺に代表されるお風呂のバリアフリー対策が挙げられます。よくお客様からご質問いただくことのひとつとして「お風呂の手摺は後からでも取付けることができますよね?」というものがあります。残念ですが答えはNOです。手摺は浴室の壁面に取付けなければなりませんが、浴室の壁面パネルはキズに強く、デザイン性には優れるものの、5㎜程の厚みしかなく、浴室パネルの裏側には保温と防水のための石膏ボードが貼り付いている仕様であり、手摺に耐えられる強度はありません。手摺を取付ける場合はユニットバスの組立時に石膏ボードの裏側に、荷重に対する耐久性の高い補強材(下の画像参考)を仕込みする必要があります。言い換えれば、浴室内に手摺を取付けできるのは、お風呂リフォームをするこのタイミングだけなのです。この点についてのご理解は非常に重要だと思います。
 近年大人気なのは、シャワーヘッドの固定位置を調整できるスライドバーを兼ねた手摺、あるいは入浴時に浴槽に入るために掴める縦型の手摺、また、浴槽から立ち上がる時に掴むことができる手摺が注目されています。30年後の姿はなかなかイメージできないものですし、必ずしも手摺が必要になる状況に及ぶ訳ではありません。しかし、荷重に対する強度を持った手摺の取付けは、この機会にしっかりご家族で検討するべき要件といえます。

以上の8つのポイントを踏まえ、お見積の前に大阪・神戸をはじめお近くの住設メーカーショールームで専門のアドバイザーとプランニングする機会を設けましょう。お風呂のリフォームはキッチンのリフォームに比べ、お客様のこだわりが少ない傾向にあります。ただ、今回POINTで挙げきれなかったおすすめのオプションや壁面のカラーバリエーションもたくさんあります。
これから20年以上愛用する場所だからこそ、出来るだけ詳しく
知って欲しいと私どもは考えています。

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