団地

神戸市須磨区Y様邸 浴室リフォームの施工事例《団地》

団地のパックイン給湯器仕様の浴室のお風呂リフォーム工事

After

  • 神戸市須磨区Y様邸 マンション用ユニットバスルーム LIXIL『リノビオBYRシリーズ』

    神戸市須磨区Y様邸 マンション用ユニットバスルーム LIXIL『リノビオBYRシリーズ』

設備

  • リクシル マンション用ユニットバスルーム リノビオBYR
  • リンナイ パックイン給湯器

価格

110万円(税込)

サイズ

1116サイズ

工期

3日間

築年数

築45年

REQUESTお客様のご要望

〇当方は団地5階(エレベーターなし)だからなのか、何社か相談しましたが皆さん消極的な感じでした…搬出と搬入が階段のため、お仕事が大変だからだと思います。そのような中でen’sさんは気持ちよくこちらの要望を聞いていただきましたし、価格も勉強いただいたのでお願いしました。
〇グリーンの浴槽とアクセントパネルは、en’sさんと神戸駅前のハウジングデザインセンターにあるLIXILショールームに伺い、ショールームアドバイザーのスタッフさんと相談して決めました。
〇今回のリフォームでパックイン給湯器ではなく、普通のガス給湯器を希望していましたが、団地の規約で理事長さんから「不可」の通知をいただきました。

Before

築45年の神戸市須磨区高倉台の団地5階の物件でした。25年前にパックイン給湯器の取替と一緒にタイル風呂からユニットバスにリフォームされた浴室リフォーム案件です。

POINTご提案のポイント

〇神戸市須磨区のY様邸は歴史ある団地物件の浴室リフォームでした。Y様邸は5階建ての5階でしたが、ここは根性で搬出と搬入をさせていただきました。
〇パックイン給湯器は築40年以上の団地物件でみられる給湯器で、通常ベランダや玄関横のボックスに取付られる壁掛けガス給湯器ではなく、浴室内に給湯器を設置し、そのまま外に排気し浴室だけでなく、キッチンや洗面台の給湯も担う集合住宅ならではの仕様です。このパックイン給湯器の場合、ほとんどの場合排気の開口が浴槽の裏側になるため、その取替は新しいユニットバスの組立と同時進行しなければなりません。同じようにパックイン給湯器への給水管と給湯管の繫ぎ込みもユニットバス組立と同時進行となります。つまり、組立職人によるユニットバス組立と、ガス屋さんによるガス配管、水道職人による配管繫ぎ込みを同じタイミングで行わねばならず、現場管理力が問われる浴室リフォームとなります。
〇また、LIXILのマンション・団地用のユニットバスルームの中でもパックイン給湯器対応のユニットバスはリノビオVではなく、リノビオBYRシリーズが対応しています。
〇パックイン給湯器物件の場合、この給湯器はお風呂の追焚きに対応しておらず、リフォームを機に追焚機能付きの壁掛け給湯器をご希望されるお客様はたくさんいらっしゃります。神戸市須磨区のY様も同様でした。しかし、追焚給湯器から追焚の往き・戻り配管を新設するには団地のコンクリート壁をコア抜きして配管ルートを確保しなければならないため、これは団地の共用部分である外壁に穴を空けることになります。これは団地の管理規約に違反するケースが大半で、団地そのものの耐久性を落としてしまう工事と見解されています。Y様も理事長さんから「工事不可」の回答を得られたように、技術的には可能であっても工事は出来ないジレンマが付いてまわるカテゴリーといえます。
〇神戸市須磨区のY様は、新しいお風呂に浴室換気乾燥暖房機の取付もご希望でしたが、これも追焚配管と同じく、浴室換気乾燥暖房機の排気口のコア抜きが規約で禁止されているためご対応出来ませんでした。その代わり既存の通気口を利用して換気機能を有するプロペラファンを取付させていただきました。

ユニットバス解体

まずは解体作業をしやすいように、既存の浴室の扉を取外し、入口の間口を広げます。

浴槽前面のエプロン部分を取外し、既存のパックイン給湯器との給湯接続部分の状態を確認します。

浴槽を撤去しやすいように、邪魔になる壁面のカラン(蛇口)部分を取外しします。

団地ユニットバス解体

場所をとる浴槽を取外し、作業ススペースを広げます。パックイン給湯器仕様のユニットバスはパックイン給湯器の取替を想定し、取外ししやすいように目地をコーキングしていないため、カッターによるコーキングカット作業はほとんどありません。

浴室内の照明器具を取外します。

浴槽を撤去しました。浴槽下は25年分の汚れがいっぱい。パックイン給湯器も取外し、外部への開口が顕わになりました。

25年間お風呂のお湯を供給し続けてきたパックイン給湯器本体です。故障もなく長い間お疲れ様でした。

給水の貫通金具も取外します。

ユニットバスの壁面パネルも撤去。

ユニットバスの入口ドア金具も取外し、解体作業を進めます。

浴槽土台を起こします。なかなかの重量ですので、2人掛かり浴室から出します。

浴槽土台を撤去するため、排水口を浴槽土台から取外し、土台と排水管を分離させます。

浴槽土台を撤去すると床下の排水スペースが顕わになりました。これで既存浴室の解体作業が一通り終了しました。

給排水工事・ガス工事

解体により顕わになった排水管をこれから新しい排管に取替ていきます。

新しい排水管はもちろん塩ビ管です。耐久性が抜群で価格も安価です。排水がきちんと排水口に流れていくように、傾斜を付けた水勾配を考えながら進めていきます。

翌日に予定しているパックイン給湯器とユニットバスの組立のために、新しいユニットバスの脚の位置をマーキング。画像にある×印のマーキングは、新しい脚の位置が排水管に干渉することを示しています。

脚に干渉しないように排水管を角度をズラし、適正な配置に修正させてもらいました。

新しいパックイン給湯器は既存のものとガス管との接続位置が異なるため、ガス職人さんに正しい位置に移設してもらいます。

指定の位置にガス配管移設完了です。経年劣化していたガス管もしっかり新調させていただきました。

ユニットバス組立

まずは浴室土台を搬入します。

入口ドア位置とパックイン給湯器開口位置を鑑み、設置場所を調整していきます。

赤外線レーザー隅出し器で据えた浴室土台が水平であるかを確認していきます。

浴室パネルを設置するための骨組みを浴室土台に取付けていきます。

組立後半のパックイン給湯器と繋ぐため、給湯用の樹脂管(ピンク)を浴室土台から出しておきます(給水の樹脂管はブルー)。

ユニットバスの壁面パネルに予め開口部分の穴をあけておきます(画像はパックイン給湯器用の開口をあけている様子)。

プロペラファン用の開口も事前にあけておきます。

カットしたパネルから保護用のビニールを剥がして搬入します。

事前に取付けた骨組みに加工した浴室パネルを取付ていきます。

浴室パネルの組立過程の中で継ぎ目に防水用のパッキンを取付ていきます。 

窓位置の浴室パネルも設置。寸分の狂いもなく開口をカットするのがプロの職人の技といえます。

浴室換気用のプロペラファンを取付けるため、直径10cmの換気ダクトをファンに接着します。

団地の浴室には浴室暖房乾燥機の換気を抜く開口が、天井裏の壁面にあいていないため、既存の換気口を利用したプロペラファンを取付けるのが当社では定番になっています。

ユニットバス内側のドアフレームを取付します。  

続けて天井パネルも取付けします。土台が水平であること、浴室パネルが床に対して直角であることで、ぴったりと据え付けることができます。 

浴室窓のフレームを組立てます。

こちらも水平と直角がとれていることで、ひったりと開口におさめることができます。

多くのお客様から浴室リフォームと一緒に窓のリフォームもご要望いただくことが多々ありますが、窓は団地の共有部分であり、団地の管理組合の承認なしに取り替えることはできませんのでご注意ください。

パックイン給湯器取付のために、開口部の樹脂フレームを取付しておきます。 

天井にも防水用のパッキンを取付いきます。 

ユニットバスの裏側から給水と給湯を繋ぎ込むための壁面の貫通金具を取付。 

取付けた貫通金具にカラン(蛇口)を設置しておきます。

収納棚も取付。今回はお客様のご要望で標準の3段収納ではなく、4段収納でセットアップさせていただきました。  

新しい照明も取付。既存の位置とは違い入って正面の位置に移設させました。

いよいよパックイン給湯器を設置。予め据えておいた樹脂フレームにはめ込みます。 

事前に仕込んでおいた電源配線とパックイン給湯器を繋ぎ、電源を確保します。 

パックイン給湯器への給水管を接続します。

続いてパックイン給湯器でつくられたお湯を送り込む給湯管との接続を行います。

防水加工されたパックイン給湯器の正面プレートを取付します。 

これでガス以外の給水・給湯の接続は完了しました。 

万が一の漏水の備え、給水・給湯の接続部分にコーキングを施して対策しておきます。 

前日に仕込んだガス管に新しいガスコックを取付け、パックイン給湯器との接続準備をします。 

建築基準法に適合し、耐久性と安全性が保障された強化ガスホースでパックイン給湯器と都市ガスをジョイントさせました。 

全ての給排水とガス、組立を経て、浴槽を据え付けていきます。

給排水とガス配管のカバーとなるエプロンを取付けします。

最後に浴室の折れ戸を取付て団地の浴室リフォーム特有の工事であるパックイン給湯器と浴室リフォームの同時工事が完了しました。 

VOICEお客様の声

おかげ様で新しいお風呂を快適に使わせてもらってます。ありがとうございました。

THANKS担当者より

規約によりご制約が多い神戸市須磨区のY様邸の浴室リフォームでしたが、LIXILリノビオBYRシリーズは工程通りキレイに納まりました。どうぞ快適なバスライフをお楽しみくださいませ。

  • TOTO「サザナ」
  • LIXIL「リノビオ」

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