戸建て

大阪府寝屋川市I様邸 浴室リフォームの施工事例《戸建て》

セミ外釜からガス給湯器に熱源変換した浴室リフォーム事例

After

  • 大阪府寝屋川市I様邸 戸建用ユニットバスルーム TOTO『サザナ』

    大阪府寝屋川市I様邸 戸建用ユニットバスルーム TOTO『サザナ』

  • ノーリツ ガス給湯器24号

    ノーリツ ガス給湯器24号

  • 寝屋川市I様邸 給水・給湯管屋外新設工事

    寝屋川市I様邸 給水・給湯管屋外新設工事

  • TOTOサザナSタイプ洗い場水栓

    TOTOサザナSタイプ洗い場水栓

  • TOTOサザナ I型手摺

    TOTOサザナ I型手摺

  • TOTOサザナ L型手摺

    TOTOサザナ L型手摺

設備

  • TOTO 戸建用ユニットバスルーム サザナ
  • ノーリツ 24号ガス給湯器(追焚付)

価格

110万円(税込)※脱衣場内装工事除く

サイズ

1216サイズ

工期

5日間

築年数

築50年

REQUESTお客様のご要望

〇両親の代から愛用してきたタイル風呂でした。特に釜は風呂焚きも追焚きも問題ありませんでしたが、さすがに50年以上使い続けるのも不安がありました。『KANSAIお風呂リフォーム.com』さんの話では、風呂釜は価値があるものなので壊れるまで使い続けたのも。と言われましたが、やはり当初の希望通りお風呂リフォームをお願いしました。

Before

大阪府寝屋川市I様邸の築45年、在来工法木造戸建のお風呂です。おじいちゃんおばあちゃんと息子さんご夫婦と4人のお子さん達の八人大家族のお風呂リフォームでした。ご家族の歴史を感じるお風呂でした。

お風呂を沸かす熱源は新築時から利用されているセミ外釜でした。築50年で新築時から使い続けていて故障していないのは脅威的です。昭和、平成、令和の3世代でI様ご家族のお風呂ライフを支え続けた名機ですね。今回のお風呂リフォームでその役割を全うされます。

昭和生まれには懐かしい浴室内のセミ外釜コントローラー。大切に使われていたことを感じるハンドルレバーでした。

腰高までのタイル風呂は、腰高までコンクリートづくりの基礎の可能性が大です。高基礎であれば湿気による腐食や経年劣化、あるいは白蟻被害は少ないと考えられます。ただ、高基礎であるかの確認は解体まで明言できず、高基礎であった場合でも腐食による柱や梁の主要構造部の補強を工程を組み込む必要が出てくるかも知れない難しい案件でした。

お風呂を沸かす熱源機はセミ外釜でしたが、シャワーや洗面化粧台のお湯は給湯器から供給されているケースで、今回は給湯器も取替し、湯沸かしと追焚きも給湯器から行う令和式に変換します。つまり給湯器から浴槽までの給湯配管の新設が必要となります。

POINTご提案のポイント

〇大阪府寝屋川市のI様邸はお風呂の湯沸しと追焚きが『セミ外釜』という当社も初めてのお風呂リフォーム案件でした。『セミ外釜は1970年代の戸建新築で主流であったお風呂の熱源で、I様邸は令和の今日まで故障なくそれが稼働しているという得難い価値を持たれておられました。建築に関わる者として安易にリフォームすべきとも言えず悩みしたが、I様のご意向もあり、今回スタンダードなガス給湯器からお風呂の給湯と追焚配管を引っぱり直すお風呂リフォームをご提案させていただきました。
〇新しいユニットバスは現物も見てプランニングさせていただきたかったため、TOTOショールームにお連れして計画させていただきました。

給湯器取替・給湯配管延長工事

セミ外釜から給湯器に湯沸かしを移行するリフォームの第一段階として、まずは既存の給湯器とメインコントローラーの電気配線を外して解体の下準備を進めます。

電気以外の給水、給湯、ガス配管の取外しも終わったら、既存給湯器を取外します。大阪府寝屋川市I様邸の既存給湯器は壁面の高い場所に取付けられており、重量が重いことから、2人掛かりで慎重に取外しします。

給湯器の取外し跡です。以前外壁のサイディング工事を行っていることから、重量のある給湯器を打ち付ける補強下地(黒い部分)が施されていましたが、職人の右手付近にあるように、打ち付けていたのは補強下地ではない部分で、しっかり固定されていませんでした…新しい給湯器は補強下地に合わせて取付します。

給湯器を取付ける前に繋ぎ込む既存の配管を守る補強テープを貼っていきます。まずは給湯器からキッチンに行く給湯配管から丁寧に巻き付けます。

続いて水道管から給湯器に入る給水管も同じように巻いていきます。地味な作業ですが、リフォームではこのメンテナンスをしっかり施しておくべきだと私どもは考えています。

新しい給湯器本体を補強下地に合わせて取付。こちらも兄弟職人が2人掛かりで安全第一で丁寧に行います。

続いて給湯器からお風呂に往く給湯配管(ピンク)を取付し、同じように保護テープで巻いていきます。取付位置が高いため、保護テープを巻く範囲も長くなります。

既存のビス穴をコーキングでしっかりと補修。この作業を怠ると雨水で水が内側に侵入することになり、柱や土台の腐食に繋がってしまいます。

地中から伸びている給水管と給湯器を繋ぐためのフレキ管をマジックパンチで加工していきます。

マジックパンチに固定したフレキ管を金槌で叩いてフレキ管を丁寧に加工。

フレキ管の加工が完成です。先端部を凹ませることで、給湯器と固定する時のナットとの留めしろとなり、漏水を防止することが出来ます。

フレキ管の取付前に保温材で保護します。大阪府寝屋川市は寒冷地ではありませんので、凍結防止の保温材を施す必要はありませんが、耐候性と耐久性を保つ目的です。

保温材を固定するためにさらに保護テープで巻き付けていきます。家族構成にもよりますが、給湯器の寿命は10~20年程です。給湯器の配管工事は少なくとも25年耐久できる処置を行っておきます。

フレキ管の下準備を経て、地中から寝屋川市I様邸の壁面に延びる給水とジョイントします。

フレキ管を歪曲させて新しい給湯器の給水管口に接続させ、この工程は完了です。

次に同じく地中から伸びているガス管を給湯器と繋いでいきます。画像はガス管となる専用のメタルホースです。耐久性は抜群で、高額な専用部材です。

メタルホースをナットでしっかりと接続。築45年の寝屋川市I様邸はの給湯器は、一度取り替えておられたようですが、メタルホースは新築時のままでした。検査からガス漏れはありませんでしが、 メタルホーズの新調はサービスさせていただきました。

そして給湯器から出る排水のドレン配管を給湯器のドレン配管口からフレキ管で接続していきます。

ドレン配管から発生する排水を排水管に流すための横配管を取付します。I様邸の樋から続く排水管に接続するために水勾配を考え、斜めに排水管を延ばしていきます。

画像の通り、給湯器からの排水を受け取るフレキ管が水勾配をとった樹脂(黒)の排水管に落とし込まれる設計にしています。これを「間接排水」と呼び、気圧による給湯器への逆流を防ぐ施工ノウハウとなります。

間接排水から延びる排水管を屋根から続く雨水管に接続するために開口します。

開口のために活用したのは電動インパクトにジョイントできる通称「たけのこドリル」です。

「たけのこドリル」で雨水管に開口しています。繋ぎ込む排水管とジャストフィットするサイズの開口を慎重に開けていきます。大きすぎると漏水の原因となり、小さすぎる配管が入らないので、職人の腕が求められる工程です。

想定通りジャストサイスでジョイントすることができました。給湯器からの排水は僅かな量ではありますが、「間接排水」、「たけのこドリル」と、一つひとつ正確な工事が求められる工程です。

最後に延長した間接排水の配管を鉄サドルで固定します。必要以上に壁面に穴を空けるのは雨伝いの原因になるため、要所の必要最低限に留めます。

給湯器の給湯、給水、ガス、排水の仕込みが完了したら電気工事で給湯器から浴室に向けて風呂リモコンのリモコン配線工事を行います。

最後にお風呂の追炊き配管(往・戻)を給湯器から浴室までの長さを考慮して長めに配管して、ユニットバスの組立完了後の繋ぎ込みまでの工程が完了します。 

タイル風呂解体

まずは既存浴室のカランから取外しします。

シャワー付きのカランも取外し作業スペースを広げます。

次にバールを使って浴室の天井面を剥がしていきます。 

天井部分が終わったら次に壁面を解体していきます。 

タイル風呂解体

固いタイル面はバールではなくハツリ機を使って解体を進めます。 

床のタイルもどんどん解体。二人掛かりで残材の搬出と並行して進めていきます。 

浴槽も解体搬出させていただきました。保温材に錆びがまわっており、近い将来浴槽からの漏水も考えられた状態でした。50年間お疲れ様という気持ちです。

一通りの解体が済んだら画像奥のセミ外釜を取外します。

セミ外釜解体

セミ外釜の解体は屋外のガス管からの供給をストップしてから本体の取外しを行います。

釜部分もきれいに取外しすることが出来ました。

以上で大阪府寝屋川市I様邸のお風呂リフォームの解体工事を完了致しました。 

給排水工事・電気工事(仕込み)・土間打ち

ここからは新しユニットバスに合わせた位置に給水・給湯・排水の移設工事を始めます。まずは排水管の移設から。水勾配を確保してユニットバス(TOTOサザナ)に合わせた位置に排水管を延長し立ち上げします。

給湯器工事で屋外に延長しておいた給湯配管(ピンク)をセミ外釜を解体した開口部から浴室内部に引き込みます。

写真奥側のピンクの給湯管は新しいお風呂用。分岐した手前のピンクの配管は新しい洗面化粧台用です。中央のブルーの給水管は新たな洗濯水栓用の給水管となります。 

続いてお風呂の給水管をブルーの樹脂管を使って延長します。

最後に給湯管と同じく給湯器工事で屋外に仕込みしておいた追い炊きの往きと戻りの樹脂配管(ベージュ)を浴室内に引き込みします。 

以上で寝屋川市I様邸のお風呂リフォームの給水・給湯・追焚・排水の仕込みが完了しました。

給排水工事と並行し取付けた給湯器からお風呂用の給湯リモコン配線を延長します。

セメントと砂に適量の水をミキサーで混ぜ合わせてセメントをつくります。 

また、新しいユニットバス照明用の配線を古い電気配線をカットし、新しい電気配線に新調します。

続いて浴室土間のコンクリート打ちを進めていきます。まずは仕入れてきたセメントと砂を搬入します。セメントは一袋25キロ、砂は一袋18キロとなかなかの重量があります。 

流し込んだセメントをコテを使って均していきます。セメントの厚みは強度を重視した目安10センチです。

以上で大阪府寝屋川市I様邸のお風呂リフォームの土間打ちが完了です。ここから一晩モルタルを乾燥させます。 

ユニットバス組立

いよいよ大阪府寝屋川市のI様邸のユニットバスの組立です。AM8時50分にユニットバスルームが搬入されて来ました。I様にお選びいただいたのはTOTOの戸建用ユニットバスルーム「サザナ」です。戸建のお風呂リフォームでは当社でも1番人気の商品です。

まずは解体時から前日のコンクリート土間打ちまで天候が悪かったために汚れてしまった養生を玄関から浴室までもう一度やり直しました。

脱衣場への入口比較的小さかったため、搬入時に傷がつかないように念入りに建具養生を施しました。 

室内の準備が出来たら順番に搬入します。傷を付けないように丁寧に慎重に運びます。

優先順位の高いサザナの架台から搬入です。前日の土間打ちもしっかり乾燥し準備OKの状態です。 

まずはユニットバスの架台に脚を取付けるところからスタートです。

 

サザナの魔法びん浴槽を据え付けたら、浴室パネルを固定する支柱(一次ジョイナー)を立てていきます。

一次ジョイナーを立てたら、浴室パネルを固定する樹脂製の二次ジョイナーをはめ込んでいきます。 二次ジョイナーをはめ込んでいったら、時間は10時30分ここでいったん休憩です。

次にシャワー付きのカランに給水、給湯する裏配管を取付けします。

裏配管の給水、給湯のジョイント部分です。青のラベルが給水、赤のラベルが給湯です。こちらはユニットバス組立後に水道設備屋さんが接続します。

屋外では正しい位置に浴室パネルに開口を空けていきます。三つの〇印は後半の工程で取り付ける手摺のビス穴位置です。

印を付けた該当箇所にインパクトドライバーを使って穴を空けます。 

穴を空け終わったらパネル表面に貼り付いているビニールを剥がします。これでマジックで書いたものを後に残らずきれいです。

屋外で浴槽パネル加工が進むのと並行して、浴室では浴室ドアを吊り込みするアングルピースを取付けます。

画像にある正方形のグレーのプレートは荷重に対して補強機能を持つ補強材です。浴室パネルの裏側に貼り付けられます。ここにはタオルバーが取付られます。

アクセントパネル部分の加工も始めます。茶色のテープ部分をカットし、浴室窓の開口部分にします。

給湯器リモコン(風呂コン)のリモコン線もパネルに穴あけして配線を出しておきます。

カットしたアクセントパネルをはめ込んでいきます。予備のパネルはないので計算間違いは許されません。ここで時間は12時となりお昼休憩に入ります。

画像は浴槽前面に取付られるエプロン部分を固定する帆足パーツです。午後の部はここからスタートしました。

前工程で仕込んでおいた裏配管に固定用のプレートを取付します。

続いてサザナの天井部分を固定します。これまで工程で水平がとれていないとしっかりはまりません。今回も非常にスムーズでした。

ユニットバス組立

二人掛かりでコーキングするため非常にハイペースでコーキング施工が進みました。

据え置いた天井と浴室パネルを天井廻し縁にビスを打ってしっかりと固定します。

次に天井照明機器を該当場所に取付します。 

同時に屋外では浴室窓まわりの窓枠を組立しておきます。 

出来上がった窓枠を窓まわりにはめ込みます。ここもサイズを間違えない慎重を要する工程です。

寝屋川市のI様邸の浴室窓はとても大きく、お選びいただいた1216サイズでは全ての開口を確保出来ず、画像の通り両サイドはふかし枠が必要でした。これは戸建のお風呂リフォームではよくあるケースですので予めご了承ください。 

仕込んでおいた裏配管に新しいカランを取付け。水平器を使いながら丁寧に取付します。 

カランを付けたら手摺も設置。寝屋川市のI様邸には高齢のおじいちゃんとおばあちゃんがいらっしゃるため、今回手摺は多めに取付ました。 

続いて浴室カウンターも取付。アクセントパネルに合わせてブラックのカウンターをお選びいただきました。シャープなイメージが素敵です。 

シルバーのシャワーハンガーも取付しました。人気のスライドバーもご検討されましたが寝屋川市のI様邸は浴室窓が大きく、取付出来る壁面がTOTO推奨位置に確保出来ず断念されました。

シャワーハンガーの裏側はこのようになっています。前工程で仕込んでおいた補強材に貫通しており耐荷重が高くなります。 

L型の手摺も取付しました。I様邸のおじいちゃんとおばあちゃんが浴槽から立ち上がる時に摑まりやすい位置に取付させていただきました。 

タオルバーを付けたらフロフタを立てかける3点留めのパーツも取付します。

ここからは洗い場と浴槽まわり、窓枠まわりの隙間にコーキングを入れていきます。

コーキングが終了したら浴槽エプロンを取付けて仕上げに入ります。 

最後に浴室のドア(折れ戸)を吊り込んだら大阪府寝屋川市のI様邸TOTO戸建用ユニットバスルーム「サザナ」の組立工事が完成です。

完成時刻はPM4時00分でした。今回は二人掛かりだったので施工がとてもハイペースでした。通常はAM9時からPM5時頃までの施工が基本的なタイムスケジュールとなります。 

大工造作工事・給排水工事・電気工事(仕上げ)

浴室ドア枠を取付けるために解体した壁面に新しい壁を造作していきます。まずは壁面の間柱から立ち上げていきます。

間柱に壁面となるベニヤ板を貼ります。この壁面には洗濯水栓配管(ブルー)と浴室照明スイッチ、洗濯機用電気コンセントが必要なため該当箇所に開口します。 

コーキングを打って給湯リモコンの取付も完了です。コーキングが乾くまで一晩乾かす必要があります。

組立たドア枠をサザナのアングルピースにはめ込む形で仮差し込みします。

壁面の造作が完成したらドア枠を先に組立します。

アングルピースのビス穴にビスを打ち込み、ドア枠と間柱をしっかり固定します。これで浴室ドア枠造作は完了しました。 

ドア枠工事と並行して浴室内では給水と給湯配管の繋ぎ込みを行います。エプロンを外して配管を引っ張り出します。 

繋ぎ込んだ配管はこの通りです。赤のラベルが給湯管、青のラベルが給水管となります。

さらに浴室内の給湯リモコンも取付します。仕込みしておいた給湯器と繋がるリモコン線を新たな給湯リモコンに結び付けます。

給湯リモコンを取付けしたらリモコンまわりにマスキングをして防水用のコーキングを打つ準備とします。

初日の給湯器取付時に屋外に露出したままだった配管をエアコンのダクトカバーを利用してすっきりとした見た目にします。 

完成はこの通り。違和感なく屋外配管をカバーすることが出来ました。

続いてサザナの点検口から天井裏に入って浴室の天井照明配線を繋げます。無事に配線完了です。

壁面にクロスを貼って洗濯水栓、照明スイッチ、洗濯機用の電気コンセントを取付けました。

段ボール養生を外してきれいに掃除したら、大阪府寝屋川市I様邸のTOTO戸建用ユニットバスルーム「サザナ」の施工が完成しました。 

VOICEお客様の声

おかげさまで快適に過ごしています。姉の家のリフォームもありますのでその時はよろしくお願いしますね(笑)

THANKS担当者より

大阪府寝屋川市のI様、この度は弊社にお風呂リフォームをご依頼いただきまして誠にありがとうございました。当初セミ外釜の件で余計なことを言ってしまいましたが、喜んでいただきまして逆に恐縮です。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

  • TOTO「サザナ」
  • LIXIL「リノビオ」

KANSAIお風呂リフォーム.comに
お気軽にご相談下さい。

まずは
メール相談
無料メール相談
現場診断
アドバイス
無料現場診断・お見積り
電話で
お問い合せ
0120-372-126(みんなにいーふろ)
0120-372-126(みんなにいーふろ)
受付時間 月~金10:00~18:00(祝日・GW・盆・年末年始除く)※メールでのお問い合せは24時間365日OKです。