大阪市港区I様邸の既存浴室は年季の入ったタイル風呂でした。三階建ての一階ガレージの奥に位置されているため日当たりが悪く、どうしても冬場の寒さが際立ってしまうロケーションでした。
大阪市港区I様邸 浴室リフォームの施工事例《戸建て》
お母さんのための心あったかお風呂リフォーム工事【リクシル BWシリーズ】
After
設備
- リクシル ユニットバスルーム BWシリーズ
価格
85万円(税込)
サイズ
1014サイズ
工期
4日間
築年数
築48年
REQUESTお客様のご要望
〇足が不自由になった母がお風呂に入りやすいように段差を極力なくした浴室にリフォームして欲しい。また、リハビリの方からアドバイスをもらった位置4カ所に手摺を取付して欲しい。
〇築50年近くの家のタイル風呂なので、予算内で少しでもあたたかいユニットバスを提案して欲しい。
〇せっかくなので脱衣場のクロスと床のクッションフロアを貼替えして欲しい。
Before
浴室と脱衣スペースを仕切る間仕切りはおそらくタイルからの漏水が原因で柔らかくブカブカの状態でした。I様が工夫されて保護シートを貼られている状態でした。
脱衣スペースの壁紙は新築当初のクロスに上にDIYでさらにクロスを上貼りされている状態で、床のクッションフロアも2重に貼られている状態でした。このケースは壁面にクロスもCFも固着している可能性が高く、新しいクロスとCFを貼るための下地調整が重要になることが予想されました。
POINTご提案のポイント
〇親孝行な息子さんからお母さんのためのお風呂リフォームをご相談いただきました。寒くなるまでにリフォームを完成させたいというご要望でしたが、当社の工程が詰まっており、12月までお待たせする事になり申し訳ないというところからのお話のスタートでした。
〇大阪市港区のI様邸のお風呂があるのは、1階がガレージ付の完全鉄骨コンクリート造りで、構造の強度を考えると浴室のスペースを広げる事は出来ませんでした。限りあるスペースの中で施工できるのはリクシルのBWシリーズの1014サイズで天井高はH1900mmとユニットバスの中でも一番小さいサイズのお風呂のご提案となりました。
〇新しい手摺は一度取付けると変更できないため、万全を期して取付位置をユニットバスの組立当日に組立しながら決定いただく事にさせていただきました。
- 既存タイル風呂解体
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それでは大阪市港区I様邸の既存タイル風呂の解体工事がスタートです。騒音とホコリをI様にご理解いただきつつ気合いを入れて取り掛かります。よろしくお願いします!
I様邸は既存タイルをハツってもワンサイズ大きき1115サイズのユニットバスが入らないため、壁面タイルは残して浴室窓まわりからハツっていきます。
並行して浴室ドアまわりも解体します。間仕切り部分は予想通りタイルからの漏水で下地となっていた土台とそのまわりが完全に腐っていました。
続いて浴槽まわりのタイルも砕いて浴槽を取り出します。長年I様邸のバスライフを支えてきた浴槽です。丁寧に搬出します。
I様邸はここからが問題で洗い場タイル下の土間がとても硬く、こちらの解体を含め丸一日を要しました。時間余裕のある工程を組んでおいて正解でした。以上で大阪市港区I様邸浴室リフォームの初日、タイル風呂の解体が無事に終わりました。ありがとうございました。
- 給排水移設・土間モルタル打ち
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大阪市港区I様邸浴室リフォームの2日目は給排水の移設工事からスタートです。
まずは新しいお風呂の排水管の新調と延長から始めます。洗い場の既存排水は細かったので、比較的太さがあった浴槽側の排水に繋ぎ込みします。
続いて新しいユニットバスの給水管(ブルー)と給湯管(ピンク)、追焚(ベージュ)の樹脂管を仕込みします。
以上で給排水の移設工事が完了です。浴室と脱衣スペースの間仕切りも腐食のないコンクリート部分まで解体出来ました。新しいお風呂は跨ぎのほとんどないお風呂にリフォームすることが出来そうです。
さてここからはユニットバスを据えるための土台となる土間モルタル打ちに入ります。
間仕切り部分にも新しい木下地を造作してモルタルで固めます。新しいお風呂はタイルではなく防水性の高いユニットバスなので、もうこの箇所が漏水で腐ってしまう可能性はほとんどありません。
新しい土間の水平を考えながら、且つユニットバス施工目安の厚み10cmを目安に、モルタルを左官していきます。
入魂のI様邸土間モルタル打ちが完了です2日目の工程も以上で終了です。明日の朝までしっかりと乾燥させます。
- ユニットバス組立
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さあ、それではI様邸3日目の工程です。本日はリクシルBWシリーズのユニットバス組立工事です。
朝8時30分にリクシルBWシリーズが到着しました。I様邸は浴室の目の前がガレージなのでそちらに搬入させていただき、加工作業もこちらでさせていただける理想的なロケーションでした。I様本当にありがとうございます。
前日に仕込みした土間モルタルもしっかり乾いています。関西でもより寒い一部の地域は乾燥まで2日間を要する事がありますのでご注意ください。
まずは仕込みしておいた排水管をBWの排水口に勾配を付けて繫ぎ込みできる位置に延長します。
排水が繋がったら洗い場と浴槽を据えます。BWは構造がシンプルなのでここまで一気に進みます。
さてここからは壁パネルと天井パネルを固定する支柱を立てます。そしてこのタイミングでI様には取付したい手摺の位置を綿密に確認させていただきました。
取付されたい手摺の壁パネル裏側により強固に固定するための下地を施して手摺を取付し、壁パネル毎組立てていきます。
壁パネルの窓まわりも加工して組立を進めていきます。
天井パネルも取付。限られた天井高にスペースにギリギリ入りました。
再びガレージで浴室ドア額縁を加工し、ドア枠に差し込みしてビス留めします。
水栓やシャワー、お風呂の内部のアクセサリーを取付します。前日に仕込みしておいた給水(ブルー)、給湯(ピンク)、追焚(ベージュ)の樹脂管をユニットバスに繋ぎ込みします。
最後に窓まわりや洗い場、浴槽まわりに防水用のコーキングを施していきます。
仕上げに浴室ドアを設置して、大阪市港区I様邸のユニットバス組立工事の3日目が完了です。ありがとうございました。
- 浴室ドア枠まわり造作・内装工事
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いよいよ大阪市港区I様邸のお風呂リフォーム工事も最終日の4日目です。最後までどうぞよろしくお願い申し上げます。
まずは本日もI様邸のガレージスペースをフルにお借りさせていただき、新しい浴室ドア枠を適正サイズにカットして組立、BWのアングルピースにビス留めしてしっかりと固定させていただきます。
続いて脱衣スペースのクロス貼りです。当初の予想通り2重貼りしていた既存クロスの剥がし作業に時間を要してしましました。
次に床のクッションフロア貼りをします。T型になっているI様邸の脱衣スペースは職人の技術が求められます。
最後にクロスとクッションフロアを繋ぐソフト巾木を貼付けさせていただき大阪市港区I様邸お風呂リフォーム工事の全ての工程が完了です。
湯はりと追い焚きを試運転して、I様のお母さんへの思いやりに溢れたお風呂リフォームを完遂しました。I様ご家族の想いに心がほっとあったかくなりました。ありがとうございました。
VOICEお客様の声
お世話になります!この度はやりにくい現場を綺麗に納めていただきありがとうございました。母も喜んでました。
THANKS担当者より
大阪市港区のI様、この度は『KANSAIお風呂リフォーム.com』にI様の浴室リフォーム工事をお任せいただきまして、誠にありがとうございました。お母様のためのお風呂リフォームを冬の寒さが本格化する前にお届けする事が出来、スタッフ一同心もほっとあったかくなるお風呂リフォームでした。工事中元気なお婆ちゃんが色々とお気遣いをいただき楽しくリフォームを進めさせていただく事が出来ました。これからも何か気になることがありましたらいつでもご相談くださいね。ありがとうございました。