神戸市中央区のM様邸の既存浴室はドーム型天井が懐かしいユニットバスルームでした。
神戸市中央区M様邸 浴室リフォームの施工事例《戸建て》
TOTOブランドの最高グレードシステムバス『シンラ』とシステムキッチン『ザ・クラッソ』のハイグレードリフォーム事例
After
設備
- TOTO システムバスルーム シンラ
- TOTO システムキッチン ザ・クラッソ
- TOTO システム洗面化粧台 オクターブ
価格
420万円(税込)
サイズ
1616サイズ
工期
5日間
築年数
築20年
REQUESTお客様のご要望
〇当初はお風呂と洗面化粧台の老朽化に伴い、リフォーム工事を考えていました。数社相見積をとる中で、『KANSAIお風呂リフォーム.com』さんはインターネットで見付けて問い合わせさせてもらいました。担当の野村さんは人柄が良く、対応もしっかりしていたのでお願いする事にしました。
〇最初はお風呂と洗面リフォームだけの予定でしたが、KANSAIお風呂リフォーム.comさんの施工事例にはキッチンリフォームもあり、キッチンリフォームも対応OKということでしたのでTOTOさんのメーカーショールームで見た『ザ・クラッソ』の除菌水が気に入りお話を進めさせてもらいました。
〇『シンラ』については手摺や収納棚、フロフタフックと標準位置ではない箇所に取付希望していました。解体前、組立前と細かく要望をヒアリングしてもらいました。
Before
既存の浴室換気乾燥暖房機に加え、単体の換気扇もついている珍しい仕様。これは新築当初単体の換気扇しかなかった中で、後付けで温水式の浴室換気乾燥暖房機を取付されたためです。このライフスタイルに慣れておられるため新しいお風呂でもこの仕様を踏襲させていただきます。
但し、既存の浴暖は給湯器からの温水式タイプでした。将来的な天井からの漏水を避けるため、新しい『シンラ』では温水式ではなく電気式(200V)の『三乾王』をご提案させていただきました。
システムキッチンもこの機会にリフォームされることになりました。とてもキレイにお掃除されていたキッチンでした。
洗面化粧台と洗濯パン、洗濯水栓も同じタイミングでリフォームさせていただきます。脱衣場のクロス、床には防水性の高いクッションフロアを貼らせていただきます。
POINTご提案のポイント
〇神戸市中央区のM様の浴室は『シンラ』、キッチンは『ザ・クラッソ』とTOTOブランドの最高グレードをご要望いただきました。その他にも洗面化粧台のサイドキャビネットを洗濯機側から使えるように工夫されたり、壁面にマグネットパネルを貼りたい、とM様はひとつ一つのご要望が明確だったのでスムーズにお話を進めさせていただくことができました。
〇解体後外壁面に本来有るはずの断熱材が入っておらず、急遽100mm厚の断熱材をご用意してシンラの組立前に貼らせていただきました。
〇TOTOの浴室換気乾燥暖房機『三乾王』は今回浴室と脱衣場の2室換気仕様をご提案させていただき、従来はなかった脱衣場の換気も出来る仕様となりました。
- 既存浴室・脱衣場・キッチン解体
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さあ、それでは神戸市中央区M様邸のTOTOハイグレード水まわりリフォーム工事を始めさせていただきます。
初日は既存の浴室・脱衣場・キッチンの解体からスタートします。よろしくお願いします。
まず最初にM様邸の床や脱衣場建具をキズ付けないように養生を施します。
次に解体でキズを付けないように洗濯機を一旦取外し、脱衣場から移動させてもらいました。
既存の浴室の扉やフックといった浴室アクセサリー関連をひとつ一つ外していきます。
既存の給湯器リモコンも取外します。こちらは新しい浴室でも再利用するため丁寧により生け捕りにします。
既存の水栓(給水・給湯)もカット。このタイミングでM様邸全ての給水を止栓させていただきます。
浴槽も取外します。当時の人工大理石仕様の浴槽のため、かなりの重量がありました。
既存の温水式浴室換気乾燥暖房機も取外します。新しいシンラは電機仕様の浴暖のため温水配管も止栓します。
昔懐かしいドームタイプの天井も外します。
ここで当時では珍しいワイドミラーも解体しました。万一の鏡の割れに対し飛散しないように養生テープを貼って搬出します。
ここからは壁面パネルを一気に剥がしていきます。
最後に洗い場の床と架台を解体。2人掛かりで引き起こし、力業で搬出します。
以上で既存浴室の解体が完了しました。ここでびっくり!新築時に外壁面に断熱材が施されていなかったことが発覚。冬場お風呂が寒かった大きな理由と考えられます。
浴槽の解体と同時進行で脱衣場とキッチンの解体も進めています。今回神戸市中央区のM様は洗濯パンのお取替えもご依頼いただきましたので取外ししてしまいます。
ミラーキャビネット、シンクキャビネットの順で洗面化粧台も解体してしまいます。
次にキッチンの解体に移ります。まずは吊り戸棚の扉や引き出しを取外し搬出していきます。
続いて既存のレンジフードも取外します。
既存のガスコンロも取外します。新しいキッチン(ザ・クラッソ)ではガスコンロではなくIHクッキングヒーターを使いますので、ガス管もここで止栓してしまいます。
吊り戸棚、シンクカウンター、シンクキャビネットの順でビス留めを外して解体します。
以上で神戸市M様邸のキッチン解体も完了です。
この間で脱衣場のクロス捲りも全て完了しました。
ここで初日午前中が終了し小休止です。以上の浴室・脱衣場・キッチンの解体でこれだけの産業廃棄物が出ました。M様邸はガレージが広く、このように仮置きさせていただけるスペースがあったので非常に助かりました。
午後からは産業廃棄物の処分です。ライセンスを持った専門業者に引き取りしてもらいます。2トン車が満杯で7㎥の産廃がでました。
- 給排水移設工事(仕込み)
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初日の午後からは神戸市M様邸の浴室・脱衣場・キッチンそれぞれの給排水工事をさせていただきます。
まずは浴室から始めます。ブルーが給水、ピンクが給湯、ベージュが追焚の配管です。グリーンの配管はM様邸床暖房用の配管で今回はタッチしていません。
続いて洗面化粧台の給排水を新しい樹脂管に変換します。従来は壁給水給湯仕様でしたが、より漏水しにくい床給水・給湯仕様に変換しました。
キッチンの給水・給湯排水の変換も完了。画像のように同じシステムキッチンでも古い物と新しい物では配管の位置は異なっており、変換だけなく移設も必要になります。
- 脱衣場大工造作
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初日午後の給排水工事と並行して洗面化粧台のミラーキャビネットとアッパーキャビネットをビス打ちでしっかり固定するための下地大工造作を行います。
まずは新しい洗面台のミラーキャビネットやアッパーキャビネットがどの位置にくるかを墨出しします。
ボードカッターを使ってキレイに開口します。
壁面ボードと同じ厚みの合板をカットしてビス打ち。新しい洗面化粧台をしっかり固定できる壁面が完成しました。
そしてここからは洗面台横の壁面にM様からリクエストがあった『マグネットボード』を貼る工程に移ります。
最初にマグネットボードを適正なサイズにカットします。
マグネットボードの裏側にパネル貼付け専用の両面テープと接着剤を塗って貼付けします。
マグネットボードは2枚並べて貼付けのため間にはコーキングを入れてキレイに仕上げします。
以上で神戸市中央区M様邸リフォーム工事の初日全工程が完了しました。ありがとうございました。
- 電気配線工事(仕込み)
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M様邸2日目の工程は電気配線工事の仕込みからスタートします。
まずは天井を開口して分電盤から電気式浴室換気乾燥暖房機とIHクッキングヒーター用の専用回線(いずれも200V)を増設します。この工程を行わず分岐配線で浴暖やIHを使用した場合、ブレーカーの容量を越えてすぐに分電盤が上がってしまいます。
その他の電気配線も取替できるところは全て新しい配線に新調させていただきました。
最後に天井の開口を塞いで電気配線工事の仕込みは完了です。
- 天井クロス貼替
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先程の電気配線工事によって出来た天井開口によって、少しもったいない気もしますが、分電盤があったリビングの天井クロスは全て貼替させていただきました。
敷地の広いM様邸でしたのでクロスの糊付けもガレージでさせていただきました。
リビングの天井もキレイになり、電気配線工事で開けた開口跡もキレイになりました。
- 浴室壁面断熱材工事
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前日の解体によって浴室外壁面に断熱材が入っていないことが分かったため、急遽断熱材工事を追加させていただきました。
100mm厚の『マットエース』という定番の断熱材を間柱にホッチキス留めしていきます。並び合う断熱材の耳が間柱で重なるようにホッチキス留めするのが正しい断熱材の施工法です。
天井高までスキマがないように貼り詰めるのも断熱材の効果を最大化するポイントです。
以上で神戸市中央区M様邸の浴室リフォーム断熱材工事が完了です。
こちらで2日目の工程が全て予定通り終了しました。
- ユニットバス組立
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さて3日目は神戸市中央区M様邸のリフォーム工事の第一の目玉工事であるTOTOシステムバス『シンラ』の組立です。M様は最高グレード『シンラ』に『床ワイパー洗浄』と『おそうじ浴槽』をセットしたハイオプションのお風呂リフォーム工事です。どうぞよろしくお願いします。
まずは朝8時30分頃から『シンラ』の搬入です。材料が多いため時間を要しました。
赤外線のレベラーを使いながら浴室の洗い場架台を水平に据え付けします。
架台を据えれたら仕込みしておいた排水管が勾配をとりながら繋いでしまいます。
次に『おそうじ浴槽』の漏水を防止する『2重パン』を据えます。
初日に仕込みしておいた給水と給湯の樹幹も『2重パン』の所定位置に通してしまいます。
一方屋外では壁パネルに水栓やアクセサリー取付のための加工を同時進行します。
大人気の『肩湯』も浴槽に繫ぎます。F1のエンジンのようなカッコ良さがありますね。
ここで浴槽を『2重パン』の上に据えます。『シンラ』の浴槽はもちろん人工大理石製ですが近年随分と軽量化されて搬入は楽になりました。
浴槽が据えられたら天井パネルと壁面パネルを固定する支柱(ジョイナー)を立てていきます。
室内の工程に合わせて壁面パネルと天井パネルをどんどん仕上げていきます。今回のM様邸は電機配線が多いのもそうですが、『シンラ』のパネルには全て断熱材を貼付けしており、『サザナ』に比べて仕込みに時間を要します。
仕込み終わった壁パネルと天井パネルを順番に丁寧に据えて固定します。
天井パネルの点検口から電気配線や換気ダクトに問題がないかいかを細かくチェックします。
屋外では浴室窓の窓枠を加工し、サッシのアングルピースに差し込みします。
屋内では『シンラ』のカウンターやミラー、収納とアクセサリーを取付していきます。ちなみに収納の取付位置はM様からのリクエストで標準位置とは違う場所に取付させていただきました。この段階で17時を過ぎており、『シンラ』のユニットバス組立が如何に多工程であるかが分かります。
『床ワイパー洗浄』のパーツもカウンター下に取付します。配線を結びながらの工程ですので慎重に行います。
全てのオプションとアクセサリーを付け終わってようやくコーキングの工程に入ります。
最後に折り戸を取付させていただだいて神戸市中央区M様邸のTOTO『シンラ』の浴室リフォーム組立工程が終了です。時計は19時前であり、敷地が広い戸建にお住まいのM様だったからこそ1日で組立工程を完了させることが出来ました。もし同じ『シンラ』の仕様でマンションや作業スペースがない戸建のお客様からご依頼をいただきましたら2日間の組立工程をいただく浴室リフォーム工事となります。ご検討の方は是非知っておいていただきたいです。
- システムキッチン組立
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神戸市中央区M様邸リフォーム工事、第二の目玉はTOTOキッチンの最高峰『ザ・クラッソ』の組立です。よろしくお願いします。
まずは前日の『シンラ』と同じように『ザ・クラッソ』の搬入を朝8時30分よりスタートさせていただきました。
最初の工程はキッチンパネルの上貼りからです。このキッチンパネルは脱衣場と同じマグネットボードでTOTOではなくクリナップ製の商品になります。
続いて高さの基準となるレンジフードを取付。換気ダクトも繋いでしまいます。
キッチン正面にもマグネットボードを上貼りしていきます。
続いて吊り戸棚と『ザ・クラッソ』の大人気オプション『ドレスアップウォール(水切りタイプ)』を取付します。
レンジフードパネルと『天井幕板』を取付けしてようやく『ザ・クラッソ』のアッパー部分が完成しました。
そしてここからはシンクキャビネットの設置に入っていきます。
『ザ・クラッソ』を代表する人気仕様のクリスタルカウンターを設置。重量があるため3人掛かりで慎重に行います。
『タッチレスほうき水栓』と『タッチレス除菌水』を取付。
『フロントオープンタイプ食洗器』も組立します。
神戸市中央区M様は新しいキッチンにガスコンロではなくIHクッキングヒーターをお選びいただきました。
自動化が進む『ザ・クラッソ』の電気配線です。かなり複雑な仕組みを組立てていきます。
最後にスライド引き出しを取付して神戸市中央区M様邸のTOTOシステムキッチンの最高グレード『ザ・クラッソ』の組立工事が全て完了しました。ありがとうございました。
- 浴室ドア枠まわり大工造作・脱衣場内装工事
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M様邸のTOTOハイグレード水まわりリフォームの最終日を始めさせていただきます。第1ステップは3日目に組立完了しました『シンラ』の浴室ドア額縁まわりの大工工事からスタートです。
まずは浴室ドアアングルピースのサイズに合わせてTOTO製のドア額縁を適正サイズにカットして組立します。
ドア額縁にあわせて壁面の補修大工工事も完了です。
ドア額縁をアングルピースにビス打ちして浴室ドア大工造作が完成しました。
ここからすぐさま脱衣場の床クッションフロア貼りに進みます。
パーキリを使ってクッションフロアを適正サイズにカットして仕上げます。
脱衣場クロスの貼付けもOKです。最終日午前中でここまで仕上げます。
- 電気配線工事(仕上げ)
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神戸市中央区M様邸リフォーム工事の第2ステップは電機配線工事の仕上げです。
浴室の天井裏の電気配線を繋ぎ、浴室換気扇用のマルチリモコンも取付。
『200V三乾王』用の専用回路も増設が完了しました。
- 給排水工事(仕上げ)・洗面化粧台組立
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電気配線工事の仕上げが並行して『シンラ』と『ザ・クラッソ』の給排水工事の仕上げ工程、そして『オクターブ』の組立工程に入っていきます。
まずは『ザ・クラッソ』の食洗器の排水管の繫ぎを完了。
合わせて新しい『洗濯パン』の取付も完成。
同時に神戸市中央区M様邸の洗面化粧台『オクターブ』の組立に入っていきます。
『アッパーキャビネット』と『サイドキャビネット』も洗面化粧台と並行して取付。2日目に仕込みしておいた壁面下地にしっかり固定していきます。
『オクターブ』の給水・給湯・排水を繋ぎ込みして新しいTOTO製の洗濯水栓も設置が完了です。
最後に既存の洗濯機も繋いで5日間の神戸市中央区M様邸のハイグレード水まわりリフォーム工事の全工程を完遂しました。6日間の工程が本来ですが5日間に縮めたためM様には1日当たりの施工時間は長くなってしまいましたが、『KANSAIお風呂リフォーム.com』の施工を代表するハイグレードなお風呂リフォーム且つ、デラックスな水まわりリフォーム工事が完成しました。M様誠にありがとうございました。
VOICEお客様の声
おかげさまで快適に水まわりを使えています。この度は毎日遅くまでありがとうございました。
THANKS担当者より
神戸市中央区のM様、この度は『KANSAIお風呂リフォーム.com』にTOTOシンラのお風呂リフォームをはじめ、『ザ・クラッソ』、『オクターブ』とTOTO最高グレードのリフォーム工事をご依頼いただきまして誠にありがとうございました。さすがTOTOの最先端。ほぼ全てがタッチレスやワンプッシュ起動のため電気関連工事は当社のキャリアの中でも難易度は最高レベルでした。毎日施工に時間が掛かってしまいましたが、おかげ様で2022年を代表するリフォーム工事となりました。M様本当にありがとうございました。