数年前までご両親が営まれていた1階の中華料理店スペースに浴室と脱衣場を新設するお風呂リフォームのご相談でした。
兵庫県尼崎市R様邸 浴室リフォームの施工事例《戸建て》
鉄骨混構造戸建の一階にユニットバスを新設するお風呂リフォーム事例
After
設備
- TOTO 戸建用ユニットバスルーム サザナ
価格
330万円(税込)※脱衣場大工造作含む
サイズ
1717サイズ
工期
21日間
築年数
築29年
REQUESTお客様のご要望
〇長年両親が営んできた1階中華料理店のスペースを新たに浴室スペースにリフォームすることを検討していました。
〇将来的に1階はコンパクトなLDKに改修する計画もあり、奥の厨房だったスペースに浴室と脱衣場を新設することにしました。
〇新しいユニットバスは汚れが付きにくい商品を選びたいと要望したところ、KANSAIお風呂リフォーム.comさんがTOTOの神戸ショールームを予約して下さり、納得の上でサザナを選ばせてもらいました。
Before
奥の厨房を解体して浴室を新設させていただきます。壁面にクロスを貼れるように造作し、床のコンクリート土間もパーチで嵩上げすることになります。
POINTご提案のポイント
〇1階に新しく浴室と脱衣場を新設したい尼崎市のR様のご要望をいただき、出来るだけ広いお風呂をという事でしたのでTOTO『サザナ』の1717サイズをご提案させていただきました。一戸建ての浴室は1616サイズが定番ですが、一からゾーニングできるR様邸は最初から1717サイズをおすすめすることが出来ました。
〇尼崎市R様邸は元々中華料理店で2~4階は居住スペース。木造と鉄骨の混構造物件であったため、床下はコンクリート造り。床下のある木造住宅と比べてスムーズなお風呂リフォームが可能でした。
〇新しい洗面化粧台は高級感のあるリクシルの『LC』をご提案しました。収納キャビネットも充実。脱衣場の新設も素敵に仕上がりました。
- 解体工事
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1階の厨房スペースの解体も進めています。なかなかの解体ボリュームです。
厨房は鉄製で荷重が重く、手動での搬出は危険なため別途専門のクレーン車を手配させていただきました。
- ユニットバス組立現場調査
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解体が完了したら新しいユニットバス(TOTOサザナ)組立のための現場調査を行います。
ユニットバス組立業者の採寸を明確にして、これから尼崎市R様邸の新しいユニットバスの給水・給湯・追焚・排水の仕込みを行っていきます。
コンクリート土間面のどの位置に新しいユニットバスの脚がくるのかを印(ピンク)を付けて明確にしておきます。
- 給排水工事
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1階に新設する新しい洗面化粧台用の給水管を壁の裏側に仕込みします。
ブルーの配管は給水、ピンクの配管はお湯です。天井からぶら下がるダクトは新しいユニットバスの天井換気扇の排気を屋外に出すためのダクトです。
新しいユニットバス用の給水(ブルー)の配管も取付。
新しいユニットバス用の給湯(ピンク)と追焚用の配管(ベージュ)。
元々の厨房排水(グリストラップ)に新しいお風呂の排水管を繋ぎます。
浴室排水管を組立てられるユニットバスの排水に繋ぎやすい位置まで延長します。
- ユニットバス組立
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ここからは尼崎市R様邸お風呂リフォームのユニットバスの組立がスタートです。まずは商品の搬入から。
続いてユニットバスを支える架台を据えます。
新しいお風呂(TOTOサザナ)の排水は洗い場側で合流します。排水管としっかりジョイントします。
排水のゴールに繋がる様子が横から見るとよく分かります。
浴槽に追焚配管(黒)を取付けます。浴槽にはTOTO戸建用ユニットバスルームサザナの代名詞といえる『魔法びん浴槽』の保温材がまかれています。
洗い場床は『ほっカラリ床』です。撥水性に優れカビが生えにくく、素材も柔らかいため膝をついても痛くありません。本当にお掃除しやすいお風呂です。
ここからは浴室パネルを組み込んでいきます。傷が付かないように丁寧に作業します。
壁パネルの裏側には浴室内に取付するタオル掛けやフロフタフック等をしっかりと固定するための補強材を貼り付けておきます。
浴室内から外側の補強材にビス打ちすることで固定します。補強材以外の壁面は防水仕様のPBボードのため、耐久性がとても弱くなります。手摺等を後付け出来ない理由はここにあります。
内側から見るとそこにはタオル掛けが。2段の収納棚の裏側にも補強材が施されています。
天井パネルをのせてTOTOサザナが形になっていきます。
浴室窓用のフリーサイズ窓枠も適切な大きさにカットして組立します。
フリーサイズ窓枠がきれいに納まりました。
ユニットバス組立の仕上げ段階コーキング打ちを行います。
コーキングが終わったらミラーや浴槽等に養生を施して尼崎市R様邸のお風呂リフォーム組立が完成です。
バスの組立が完了したらこのまわりに壁を起こし、床を貼っていきます。
組立が終わったタイミングで排水管まわりの開口はキレイにモルタルで埋めておきます。
- 大工造作工事
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さて、ここからは浴室まわりの床を造作していきます。
床材はパーチ、束は万協の遮音タイプ調整束を使いました。
この束が便利なのはインパクトやプラスドライバーで調整ネジを回すことで、微妙な高さ調整が可能なことです。尼崎市のR様邸は元々中華料理店であったことから床がコンクリートであり、場所毎に高さが異なり、床の水平をとるためにもぴったりな工法でした。
床の高さ調整が終わったら専用の接着剤を流し込んで、束をしっかりと固定します。
スラブロック接着剤
高さ調整と接着剤の流し込みが両方出来る優れものです。
床が出来上がったら、浴室、脱衣場、トイレを分ける間仕切りを建てていきます。
間仕切りが出来たら内装の壁(PBボード)を貼りながら、浴室ドアまわりの額縁も取付します。
壁造作が終わったら、仕込みしておいた配管や電気配線を適切な位置に引っ張りだしておきます。
尼崎市R様邸の1階の浴室、脱衣場、トイレの大工造作が完了しました。
- 内装・電気・設備工事
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クロスが貼り終わったら、床にクッションフロアを貼っていきます。クッションフロアはコストパフォーマンスもありますが、カラーバリエーションも豊富。撥水性にも優れ、脱衣場の床にぴったりの素材です。
クッションフロアが貼り上がったら、こちらも撥水性が高いソフト巾木を貼り付けします。
浴室の換気扇の排気ダクトを繋ぎ込み。
浴室の天井照明も電気配線を繋ぎます。
ここからは設備機器の取付に入ります。まずは脱衣場の洗濯パンから。仕込みしておいた排水管と洗濯パンの排水口とジョイントします。
洗濯パンに排水口をしっかり固定します。ここが甘いと漏水が起こるため大事な工程です。
尼崎市R様邸の洗濯パンが完成です。
次に洗濯水栓も取付。
シンプルなデザインで定番の洗濯水栓。
洗面化粧台の組立スタートです。尼崎市R様がお選びいただいたのはリクシルのシステム洗面化粧台『LC』です。
LCのオプションであるサイドキャビネットも組立。間口45㎝の大収納です。
ミラーキャビネットも壁面にビス留めして固定します。
屋外の給湯器もこのタイミングで設置します。
VOICEお客様の声
〇おかげさまで新生活を楽しんでいます。広いお風呂はやはり良いですね。家族みんなで喜んでいます。
THANKS担当者より
この度は『KANSAIお風呂リフォーム.com』に浴室リフォームをご依頼いただきまして、誠にありがとうございました。TOTO『サザナ』の1717サイズはTOTOならではのサイズ設定でおすすめです。これからも末永く快適なお風呂ライフを楽しんでくださいね。